彷徨いの備忘録

ツーリング、山登り、観光など旅についての備忘録

上州の城を巡る旅 その1(1/3)

最近、膝の調子が芳しくなく、山登りなども出来ないので、ゆっくりとお城巡りの旅に行ってきました。

行先は、まだ行ったことのない城が多い上州方面へ。

早朝、ジムニー号で出発し、9時半頃に埼玉県寄居町にある鉢形城に着きました。

この城は荒川の断崖絶壁の上に築かれ、関東地方では有数の規模を誇り、戦国時代には後北条氏の北関東支配の重要な拠点だったようで、日本百名城にも選定されています。

これは、三の曲輪にある復元された四脚門。

そして、こちらは二の曲輪と土塁。
小田原征伐の際には、前田利家上杉景勝等の大群と攻防をし、1カ月の籠城の末、城主・北条氏邦は城兵の助命を条件に開城したようです。

天下人・豊臣秀吉の大群に囲まれたては仕方なかったのでしょう。

 

次に訪れたのは、群馬県高崎市にある箕輪城

駐車場からは、榛名山が奇麗に見えます。

この城も日本百名城で、戦国時代に長野氏によって築城されましたが、武田信玄に落とされると、その後、武田氏、織田氏、北条氏、徳川氏の支配下となりました。

最後は徳川家臣の井伊直正が城主となり整備・拡張しましたが、その後、城を高崎に移転し廃城となったようです。

鉢形城もそうですが、石垣や天守閣などはなく、あくまでも戦国を戦うための実践的な城のように感じました。

 

そして、次に訪れたのは、群馬県吾妻郡にある岩櫃城(いわびつじょう)。

この城は、険しい岩櫃山の中腹に築かれた真田氏の居城で、武田三堅城の一つと言わているようです。

かなり山奥に築かれており、駐車場からは登山道のような道を登って行きます。

約15分ほど登ると、本丸址に辿り着きました。

武田勝頼織田信長に攻められると、真田昌幸はこの城に籠城して再起を図ろうと企てます。しかし、実現せず、結局武田氏は滅亡してしまいました。

この城に立て籠って織田信長と戦う真田昌幸も見てみたかったですね。

 

お城を3つ巡り、いい時間となったので、この日のお城巡りはここまでとし、本日の宿泊地・四万温泉にチェックイン。

温泉で旅の疲れを癒しました。

 

その2へ続く